Countenance / The Mercury Tree

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Release : 2014/9/3

Genre : Progressive Rock

Samples : bandcamp

Tracklist :

1. Pitchless Tone

2. Vestigial

3. Otoliths  ★オススメ

4. Mazz Jathy

5. To Serve Man

6. The Ellsberg Cycle

7. False Meaning

8. Artifracture

9. Jazz Hands of Doom

10. Rappel

アメリカ、ポートランド出身のプログレッシブ・ロックバンド、The Mercury Treeの新作となる4thアルバム。

現メンバーの中心人物でもあるBen Spees(guitar, keyboard, vocals)のソロ・プロジェクトとして始まったThe Mercury Treeは、2006年にはバンド化し、2007年に1stアルバムを発表、以降メンバーチェンジ等ありながらも現在までに本作含め4枚のEPと4枚のフルアルバムを発表しています。そのサウンドは古典的なプログレッシブ・ロックだけでなく、Jazz RockやPost Rock、Electronica / Ambient等の要素も見受けられます。奥行きのあるスペーシーな音像からは同郷のCynicの影響を、また叙情的な雰囲気を纏ったメロディーやヘヴィーなギターリフの使い所からはPorcupine Treeの影響も強く感じることが出来ます。

テクニカルでアバンギャルドなサウンドが特徴的な彼らですが、上述したバンドにも負けず劣らずの深みのある美しいメロディーを聴かせてくれます。様々な形で繰り出されるメロディーの洪水が終始驚きと感動を与えてくれるでしょう。そういった意味ではHakenの2013年作にも近い印象を受けました。

オススメの曲は#3. Otoliths。美しく透明感のある序盤から、テクニカルに攻め立てる中盤以降の変容っぷりに驚かされ、そして激情とカオスの中で確かに息づく美しさに息を呑む名曲です。今年発表の数々の新譜の中でもトップクラスに変態で、しかもカッコ良いロックアルバム。アバンギャルドなロック作品をお求めの方には特にオススメです。