Apocalypse Phase EP / Foilverb

a0062219141_10

Release : 2015/4/5

Samples : bandcamp

Genre : Chiptune

Tracklist :

1. Apocalypse Phase 02  ★オススメ

2. Minimal Idolater

3. My Vanishing Doll – Les –

4. Escapism Collapse (ryosuke urabe remix)

京都を拠点とするチップチューンアーティスト、Foilverbの3rd EP。

私がこのアーティストのことを知ったのは、bandcampで2ndアルバム「Melancolia」を聴いた時が初めてだったのですが、当時(今もですが)チップチューンのチの字すら分かっていなかった私でも、この方の圧倒的なセンスの前には只々魅了されるしかありませんでした。「架空のファミコンゲームをイメージしたオリジナルサウンドトラック」を標榜した楽曲達は、まるでストーリー仕立てになっているかのような流れと繋がりを感じさせ、ロックやエレクトロニカ、シューゲイザーなど多彩な音楽性をそれとなくミックスし日本的なポップセンスを注入した音像は、ノスタルジック且つメランコリックで爽やかな聴き心地を与えてくれます。

本作は2ndアルバム「Melancolia」にも収録されていた曲「Apocalypse Phase」のアレンジ曲#1 Apocalypse Phase 02と、新曲が2曲、そして1stアルバム「Sleeping Worlds」から「Escapism Collapse」のリミックス楽曲による計4曲の構成になっています。どの曲も高いクオリティーを誇りますが、ハイライトはやはりアルバムタイトルにもなっている#1 Apocalypse Phase 02。原曲はロックテイストの強いチップチューンといった塩梅でしたが、こちらはシューゲイザーやアンビエントロック等の影響を感じさせる、よりアブストラクトでアトモスフェリックな楽曲に仕上がっています。アーティスト本人も”Chiptune + Shoegazer = Chipgazer”と評しており、EPながらチップチューンの新たな進歩性を提示した内容となっています。

今年一部の界隈で話題をさらったKubbiなどが気に入った方には是非オススメしたいアーティストです。個人的には、この日本人にしか生み出せないポップセンスを素晴らしい形で融合できるFoilverbの方をより応援したいですね。また過去作はどれも素晴らしい完成度を誇るので、本作を機に興味を持たれた方は、是非過去作もチェックしてみてはどうでしょうか。