Until All The Ghosts Are Gone / Anekdoten

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Release : 2015/4/10

Genre : Progressive Rock

Samples : Get Out Alive

Tracklist :

1. Shooting Star

2. Get Out Alive

3. If It All Comes Down To You

4. Writing On The Wall  ★オススメ

5. Until All The Ghosts Are Gone

6. Our Days Are Numbered

スウェーデンのプログレッシブ・ロックバンド、Anekdotenの6thアルバム。前作「A Time Of Day」から実に8年ぶりとなる待望の新作です。

同郷のAnglagardらと共に90年代プログレッシブ・ロックシーンを代表するバンドとして君臨するAnekdoten。多くのファンから”全盛期”と謳われる92年作1stアルバム「Vemod」~98年作3rdアルバム「From Within」にかけては、初期King Crimsonの影響を多大に感じさせるアンサンブルに、メロトロンやストリングスによるメランコリックなメロディーが融け合う、重厚でリリシズムに満ちたサウンドを特徴としていました。しかし3rdアルバムの時点で既に”King Crimsonフォロワー”からの脱却を匂わせ、4thアルバム「Gravity」~5thアルバム「A Time Of Day」ではフォロワーの枠を越え、重厚さよりも叙情的でロマンチックな美旋律を前面に押し出し、浮遊感やオルタナティブな感性すら感じさせる新たな作風で当時のファンを驚かせたようです。

時代と共に作風を変遷させオリジナリティーを獲得していったAnekdotenですが、8年ぶりとなる新作では自身の歩んできた道を振り返るかのような内容。もちろん只の懐古主義に走ったのではなく、「Gravity」以降で見出したスタイルをより普遍的なモダン・プログレッシブロックとして再表現したもの。本作に”新しさ”や”革新性”を見出すことは出来ませんが、初期に見られたハードでエッジーな演奏が円熟味を帯びて復活し、メロトロンを利用したメランコリックで悲哀に満ちたメロディーは更に強化され、完成度は全盛期の彼らと比べても遜色ありません。ヴィンテージ感溢れるクールなギターフレーズと物悲しいメロトロンが乱れる#4などは彼等の代表曲となり得る名曲だと思います。往年のプログレッシブロック・ファンは購入して全く損は無いでしょう。彼らだけが表現できる独特のメランコリック・サウンドが今後どのように洗練されていくのか、注目したくなる力作です。

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