Haven / Kamelot

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Release : 2015/5/4

Genre : Melodic / Symphonic Power Metal

Samples : Insomnia

Tracklist :

1. Fallen Star

2. Insomnia

3. Citizen Zero

4. Veil Of Elysium

5. Under Grey Skies

6. My Therapy

7. Ecclesia

8. End Of Innocence  ★オススメ

9. Beautiful Apocalypse

10. Liar Liar (Wasteland Monarchy)

11. Here’s To The Fall

12. Revolution

13. Haven

アメリカ産メロディック/シンフォニックパワーメタルバンド、Kamelotの最新作。

アメリカ産バンドにも関わらず、欧州のメタルバンドにも匹敵する叙情的でエピックなメロディーを生み出すバンドとしてここ日本でも大変な人気を誇るバンドですが、前々作「Poetry for the Poisoned(2010)」発表後にバンドの顔でもあったヴォーカルRoy Khanが脱退するという大事件が発生。後任にはスウェーデンのプログレッシブメタルバンドSeventh WonderのヴォーカルTommy Karevikが就きましたが、彼の素晴らしい力量もあってその後の作品「Silverthorn(2012)」から違和感無く新生Kamelotをスタートさせています。

バンドは2005年作の「Black Halo」の辺りから、エピックさを重視したそれまでのファンタジー活劇的な作風から、オペラチックなシンフォニック・ゴシックメタルに近い作風へと変化を遂げていったのですが、本作もその延長線上にある作品と捉えて問題ないかと思います。作品のクオリティーは前作「Silverthorn」を確実に上回り、作風変更後のアルバムとして頂点に君臨していた「Ghost Opera(2007)」にも匹敵するものとなっており、新生Kamelotの新たな代表作として遜色ない力作となっております。ゲストヴォーカルにはArch Enemyのアリッサ・ホワイトグラズ、Delainのシャルロット・ウェッセルズが参加しています。

流石に全盛期並にパンチのあるキラーチューンは無いものの、Kamelot印の叙情メロディーがうなる佳曲が並び、安定感のある作品です。特に#1~#5までの流れは圧巻で、正に「ドラマティック」という言葉が相応しい劇的な内容。その後はやや失速するものの、#8、#10、#12と後半にもパワーのある楽曲を配置しており、トータル・アルバムとしての完成度を極めています。Tommyによるヴォーカルも前作ではRoyを意識しすぎて力みを感じた部分もありましたが、本作ではSeventh Wonderでの歌唱のように比較的伸び伸びと歌い上げていて、爽やかな聴き心地を残す彼の良さが存分に出ていると思います。

楽曲の展開や音の配置など拘りが随所に見られ、予定調和から絶妙にツボを外した美麗なメロディーの応酬が途切れることなく降り注ぐ、素晴らしい内容です。これは外でポータブルプレイヤーに繋いで聴くよりも、スピーカーを通してじっくりと彼らの創り出す空間を堪能することによって初めて良さが理解できる作品でしょう。彼らのファンであるなら勿論買いですが、これからKamelotを聴いてみようという方の入り口としてもオススメできます。

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