Stormcrow / Cain’s Offering

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Release : 2015/4/29

Genre : Melodic Power Metal

Samples : Stormcrow

Tracklist :

1. Stormcrow

2. The Best Of Times

3. A Night To Forget

4. I Will Build You A Rome

5. Too Tired To Run

6. Constellation Of Tears  ★オススメ

7. Antemortem

8. My Heart Beats For No One

9. I Am Legion

10. Rising Sun

11. On The Shore

12. Child Of The Wild

元Sonata ArcticaのギタリストJani Liimatainenと、StratovariusのシンガーTimo Kotipeltoを中心に結成されたメロディック・パワーメタルバンド、Cain’s Offeringの2ndアルバム。

前作「Gather The Faithful」から6年振りのリリースとなる本作。2014年からバンドのラインナップに変更があり、キーボーディストが元Sonata ArcticaのMikko Härkinに代わり現StratovariusのJens Johansson、ベーシストがJukka Koskinenに代わり現MygrainのJonas Kuhlbergが加入しています。

前作で見せた音楽性から大きな変化は無いものの、キーボーディストがJens Johanssonに変わった影響か更に大仰でクラシカルなKeyのメロディーが目立つようになり、ふんだんに用いられる勇壮なコーラス/クワイヤとの相乗効果もあってサウンドの分厚さが随分と増しています。楽曲のクオリティーは前作を大きく上回り、フックのあるメロディーと透明感に溢れた重厚且つドラマティックなナンバーが並ぶ欧州産パワーメタルの理想形を成したようなアルバムです。特にシンガーTimo Kotipeltoのヴォーカルはキャリア中でもトップクラスではないかというほど素晴らしいものがあり、クリスタルのように煌く圧倒的にパワフルな歌唱を披露しています。

オープニングを飾るのは、雄大なクワイヤに始まりドラマティックなKeyの旋律をバックに疾走するキラーチューン#1。続く#2は、重厚なアンサンブルと優麗なKeyの音色を伴って進行するヘヴィーでドラマティックなミドルチューン。そして幽玄なKeyと叙情的なヴォーカルによるヴァースから、サビで一気にエモーションを爆発させる#3、ヒロイックでドラマティックなイントロとサビメロが印象的なスピードチューンの#4と、序盤からメタラーの心を鷲掴みにするメロディーの応酬が続きます。その後も往年のSonata Arcticaを彷彿とさせるテクニカルなキラーチューン#6や、プリズムのようなKeyの音色とヘヴィーなアンサンブルをバックに、憂いを込めて朗々と歌い上げるヴォーカルが切なさと感動を喚び起こす#8、哀愁深いギターフレーズと共に、切々としたヴォーカルが美しく、そしてドラマティックに締めくくるバラード#11と、聴き応えのあるナンバーが続々と登場します。

近年のパワーメタル作品の中でもトップクラスの完成度を誇る力作です。スピードナンバーからバラードまでフックのある美しいメロディーに満ち溢れており、アルバム単位で聴かせようという強い拘りが感じられます。ヘヴィーメタルを好んで聴く方であれば有無を言わせずオススメできる一枚。

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