Grievances / Rolo Tomassi

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Release : 2015/6/1

Genre : Mathcore / Chaotic Hardcore

Samples : bandcamp

Tracklist :

1. Estranged

2. Raumdeuter

3. The Embers

4. Prelude III (Phantoms)

5. Opalescent

6. Unseen and Unknown

7. Stage Knives

8. Crystal Cascades

9. Chandelier Shiver

10. Funereal

11. All That Has Gone Before  ★オススメ

UKはシェフィールド出身のマスコア/カオティックハードコアバンド、Rolo Tomassiの最新作。

2005年に結成した彼らは、本作含めこれまでに5枚のアルバム(うち1枚はデモ、EP、スプリットでの楽曲、Remix等をまとめたコンピレーション作品)をリリースし、1stアルバムをリリースした2008年にはUKのDOWNLOAD FESTIVALに出演するなど、デビュー当時から高い注目を浴びていたバンド。マスコア/カオティックハードコアだけでなくポストロックやサイケデリックロック、果てはジャズや電子音楽まで貪欲に吸収したテクニカルで変則的なバンドアンサンブルも特徴的ですが、紅一点としてヴォーカルを務めるEva Spenceなくしてこのバンドを語ることは出来ないでしょう。男性顔負けの強烈なスクリームと美しく妖艶なクリーンヴォイスを使い分ける、その才能と魅力はあのAlissa White-Gluz(現Arch Enemy)にも匹敵するやもしれません。

恥ずかしながら私は前作「Astraea」から彼らの事を知ったクチで、それ以前の作品については2nd「Cosmology」をかじるように聴いた程度なのですが、それを差し置いても本作の完成度たるや凄まじいものがあり、確実にバンドをネクストステージへと押し上げる傑作に仕上がっています。ハードコアの荒々しさを保ちつつポスト・メタル的な叙情性と暗黒美、静と動の展開を駆使したプログレッシブなサウンドへと深化し、楽曲の厚みと安定感が格段に向上しています。また元々の持ち味としていたシンセを用いたサイバネティックなアレンジは、ポストメタルの手法の中で深遠な美しさを演出する要素となっています。圧倒的な退廃美が見事に演出された素晴らしい内容で、良い意味で前作までの面影を払拭し新しいサウンドへの転換に成功しています。

極限まで緊張感を高めたアンサンブルと退廃的なメロディー、プログレッシブな展開美、全てが整合した傑作。マスコア/カオティックハードコアがお好きな方のみならず、KatatoniaやOpethといったダークでプログレッシブなメタルバンドがお好きな方にもオススメです。

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