Odyssey: The Destroyer of Worlds / Voices From The Fuselage

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Release : 2015/6/22

Genre : Progressive Metal / Alternative Rock / Ambient Rock

Samples : bandcamp

Tracklist :

1. Ortus

2. Inner Child

3. Fenestra

4. Meteorites

5. Anew

6. Epicinium

7. A Principle God  ★オススメ

8. Devil’s Advocate

9. Astral Existence

10. Departure

UKにて2010年に結成されたプログレッシブ/オルタナティブ・ロック/メタルバンド、Voices From The Fuselageの1stフルアルバム。

前年までTesseracTでヴォーカルを務めたAshe O’Haraが在籍するバンドで、彼にとってはこちらがメインバンドのようですね。TesseracTというと特に空間美を意識したアトモスフェリックな”Djent”バンドであり、私のように後追いでこのバンドを知った人間からするとついTesseracTのイメージが先行してしまうのですが、確かに音作りに関しては類似している部分はあるもののDjent成分は皆無に等しく、透明感のあるアンビエントシンセに乗って流麗なメロディーが丁寧に紡がれていく、ストレートなロックサウンドが奏でられています。

本作、というよりこのバンドの主役はAshe O’Haraであり、彼のエモーショナルな歌唱がメインメロディーをぐいぐい引っ張っていくヴォーカル先行型。確かにインストルパートも素晴らしく美しいフレーズを奏でるのですが、それでもAsheの圧倒的な存在感の前には引き立て役に回らざるを得ないようです。クリスタルのような彼の歌声は本作で最も印象深く、重要な要素です。中でも、分厚く叙情的なメロディーを奏でるバンドアンサンブルに乗ってAsheのエモーショナルな歌唱が木霊する#2、ポストロック/ポストクラシカル~ヘヴィーロックを行き来するサウンドが力強く揺らめくバラードナンバー#5、ミニマルなサウンドスケープの中をたゆたうように歌い上げるAsheの歌唱が幻想的なアンビエントナンバー#6、銀盤を交えた壮麗なアンサンブルと美しいコーラスが美メロの洪水となって押し寄せる本作のハイライト#7、銀盤とアンビエントシンセによる清廉なサウンドで、女性ヴォーカルの優しい歌声と共に絶唱するAsheの歌声が印象的なクライマックスナンバー#10等は特に気に入っています。

上述したTesseracTだけでなく、広くポストロックやオルタナティブ/ヘヴィーロックがお好きな方にオススメできる力作です。

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