Intersecting / UN.a

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Release : 2015/9/13

Genre : Experimental / Electronica / Pop

Samples : bandcamp

Tracklist :

1. Intersecting

2. Amateur

3. arbos

4. Vegas  ★オススメ

5. flourish

6. in many ways

7. 8 1/2

8. Adèle H.

日本のエクスペリメンタル/エレクトロ・ポップデュオ、UN.aのデビューアルバム。

NAKAMURA Hiroyuki(piano,electronics)、UTSUGI Koichi(sax,electronics)の2名を中心としたユニットで、本作「Intersecting」はゲストヴォーカル2名、ギター、バイオリン、チェロ、コントラバスのプレイヤーをサポートに迎え制作されています。エレクトロニカ、ジャズ、ポストダブステップ、ヒップホップ、クラシックといった様々な音楽性を内包しながら、ハイレベルな”ポップミュージック”として洗練・昇華させている点に高いセンスとプロ精神を感じる作品です。

本作に込められたサウンドスケープは極めてエレガントであり、且つ知的な落ち着きとスタイリッシュさも兼ね備えたハイブリッドなもの。帯には「アメリカにはフライング・ロータス、ロバート・グラスパー、イギリスにはジェイムス・ブレイク、そして日本にはUN.aがいる。」という紹介文が載せられていますが、本作を聴けばこれが誇張表現ではないという事と同時に、比較対象のアーティスト達からの影響以上に、日本人独特の柔らかな情緒感や儚さ、侘び寂びに対する感性が強く込められた、オリジナリティーに溢れる作品であることが理解できると思います。

散りばめられた癒しの電子音が心地よいチルアウト風の楽曲もあれば、クラブミュージック寄りの楽曲や、ストリングスと銀盤をフィーチャーした優雅な楽曲などあり、34分という短いランタイムながら多彩な音色が次々と飛び出してくる、非常にバラエティー性に富んだ内容となっています。中でも夜のラスベガスへのイメージをそのまま楽曲にしたようなダンスチューン#4や、美しいストリングスと銀盤の旋律が優雅に舞う#7は本作のハイライトといっても良い珠玉の楽曲です。

広範に渡るエレクトロミュージックを下地に、膨大な工夫と日本人らしい情緒的なメロディーを巧みに織り込んだ、唯一無二のセンスを感じる力作。このまま活躍と洗練を続けていけば、いつかは海外の一流と呼ばれるアート/エクスペリメンタル系のミュージシャン達とも肩を並べられるような存在になってくれるのではないか、そんな期待を抱かせてくれるアルバムです。

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