Rise / Sound Struggle

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Release : 2015/9/25

Genre : Progressive Metal / Fusion Metal / Djent

Samples : bandcamp

Tracklist :

1. Strongth

2. The Disease

3. Perpetual Motion  ★オススメ

4. Rotating Door

5. Rise

6. Tempest

7. Close Your Eyes

8. Suspended

9. Pretzel

10. 649

アメリカはマサチューセッツ州ボストン出身の6人組プログレッシブ・メタルバンド、Sound Struggleの2ndアルバム。

MeshuggahやAnimals As Leaders, Peripheryといったバンド達からの影響を感じさせるモダン・プログレッシブメタルを基調に、ファンクやジャズ、フュージョン等をごった煮にして蒸留させたような極めて技巧性の強いバンド。しかしそのテクニックだけでなく、時には透き通るように美しく、時には攻撃的な凶暴性を垣間見せ、そして時には儚く幻想的に霧散してみせる、万華鏡のように姿形を変える豊かなメロディーセンスこそが彼らの魅力で、個人的には”Djent化したUnexpect”のような印象を持っています。本作の物々しいジャケットアートに気圧されることなかれ、内容はとてつもなく美しく技巧的なアンサンブルによって、流麗なメロディーが洪水の如く湧き続ける傑作です。

前作「Sound Struggle」と比較すると、本作はメタリックなギターリフが目立つ重厚な作風となっています。前作はジャンルレスでインプロヴィゼーション的なアンサンブルが目立つ自由奔放さの目立つ作風でしたが、本作はヘヴィーメタルという枠組みの中で、遊び心を加えつつも楽曲としての完成度と安定性を求めたような作風となっており、全体として非常に整合性のとれた内容となっています。

そんな本作では、どの曲も一筋縄ではいかない素晴らしいクオリティーを誇るのですが、敢えてお気に入りを挙げるとすれば、美しいアルペジオギターに始まり、シンセやサックスによって彩りが加えられたムーディーで透明感のあるメロディーが陶酔感を刺激する#3. Perpetual Motionや、ピアノやサックスの妖艶な演奏がメタリックなアンサンブルとの対比で際立ってコンテンポラリーな音響を生み出す#5. Rise、グロウルを織り交ぜたデスメタリックなアンサンブルと、ピアノとクリーントーンのコーラスによる清廉なサウンドが融合し混沌とした美しさを演出する#6. Tempest、アルペジオギターによる落ち着いたイントロから、サックスを交えたグルーヴィーなアンサンブルへと急転直下する#8. Suspendedといったあたり。

今年のプログレッシブ・メタルシーンの中でも際立って素晴らしい完成度を誇る作品です。2012年の結成からたった3年、アルバムにして2枚のリリースでここまでの境地に至ることの出来るその才能には敬服するほかありません。

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