Fever Daydream / The Black Queen

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Release : 2016/1/29

Genre : Ambient / Electronic Pop

Samples : bandcamp

Tracklist :

  1. Now, When I’m This
  2. Ice to Never
  3. The End Where We Start  ★オススメ
  4. Secret Scream
  5. Maybe We Should/Non-Consent
  6. Distanced
  7. Strange Quark
  8. That Death Cannot Touch
  9. Taman Shud
  10. Apocalypse Morning

The Dillinger Escape PlanのヴォーカリストGreg Puciato率いるエレクトロニック・ベースドプロジェクト、The Black Queenのデビューアルバム。

Gregのエレクトロニック・ミュージックに対する情熱は以前から多くの媒体で語られてきましたが、以前からその情熱を実現するための活動が水面下で進められてきたようです。その結果生まれた新たなプロジェクトThe Black Queenには非常に豪華な顔ぶれが揃い、Nine Inch Nailsのツアーメンバーを務めた経験を持ちTelefon Tel Avivとしても活動してきたJoshua Eustis、そして過去The Dillinger Escape PlanやNine Inch Nailsの作品等でプログラマーとして参加したSteven Alexanderがメンバーとして名を連ねています。私がこのプロジェクトの存在を知ったのは偶然bandcampで目にしたのがきっかけですが、当時アルバムから先行公開されていた曲”The End Where We Start”の素晴らしさに一目ぼれし、以来今回のリリースを心待ちにしていました。

Gregの出自の事もあり、本作を聴いてTelefon Tel Avivがもし新作を出したなら…という思いに浸る方もいらっしゃるかもしれません(『Immolate Yourself』しか知らない私はそこまで妄想を膨らます事は出来ませんでしたが…)。ひんやりとしたノイズの隙間を埋めるように、オーガニックなシンセ/ギターサウンドやGregの艶っぽいヴォーカルラインが流れていく、非常に知的でコンテンポラリーな作風。上に述べた#3. The End Where We Start以外にも、エモーショナルなヴォーカルメロディーが電子の暗闇を照らすように浮かび上がる#5、ささやくようなヴォーカルラインと淡いシンセが内省的で美しいメロディーを奏でる#6、ハウス風の煌びやかなシンセと艶っぽいコーラスワークがダークな音像の中でフラッシュする#8、冷気のようなアンビエントシンセによる空間でGregのソウルフルな歌唱が反響する#9等がお気に入り。

長く待たせてくれただけあって、とても精巧に練られたダークで麗しいエレクトロ・ミュージックに仕上がっています。アトモスフェリックで内省的な音響を堪能したい方には是非ともオススメしたい逸品です。

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