Phenotype / Textures

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Release : 2016/2/5

Genre : Progressive Metal

Samples : “Shaping A Single Grain Of Sand”

Tracklist :

  1. Oceans Collide
  2. New Horizons
  3. Shaping a Single Grain of Sand
  4. Illuminate the Trail  ★オススメ
  5. Meander
  6. Erosion
  7. The Fourth Prime
  8. Zman
  9. Timeless

オランダのプログレッシブ・メタルバンド、Texturesの5thアルバム。

今作のリリースにあたってバンドのオリジナルメンバーでもあったギタリストJochem Jacobsが脱退、本作のミキシング・マスタリングを務めるなど裏方に回っています(そういえば前作ではプロデューサーを務めていましたね)。代わりに、以前からライブセッション等で親交のあったギタリストJoe Talが加入しています。

元々Meshuggahを直系とする『Djent』に影響を受けた音楽性ではありますが、彼らは更にメタルコアやグルーヴメタル、ポストメタルといった周辺の要素をバランスよく採り入れ、機械のような精密さと有機的な力強さ、そして芸術性を両立した独特のサウンドを構築していました。前作『Dualism』ではグルーヴの面を少々犠牲にしながらも、美しいクリーントーンを多く配置しアーティスティックな趣を強くした実験的内容で、彼らの”ポスト”な方面への意識の高さが伺えた力作でした。そして約5年振りの新作となる今作『Phenotype』では、上で述べた彼らの美点を純粋に磨き上げた強力なPost-Progressive, Post-Djentサウンドを実現しており、文句無しの最高傑作へと仕上がっています。特に前作ではやや減退していたリフの掴みが復活したどころか更に磨きがかかり、手数の多いドラミングと相まって美しく暴力的なアンサンブルの中核を成しています。またギターだけでなくキーボードとクリーンヴォーカルもよりキャッチーで深みのあるものとなり、アートワークのように知的で深淵なサウンドスケープを生み出すことに貢献しています(そのあたりはCynicやScar Symmetry等とも通ずる部分があるかもしれません)。

一昨年はAnubis Gate、そして去年はTesseracTが頭角を見せつけたプログレッシブ・メタルシーンですが、今年はこのTexturesがシーンの中心に君臨することを予感させてくれるような、極めて高い完成度を誇る傑作です。

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