Ktonik / Votum

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Release : 2016/2/26

Genre : Progressive Metal

Samples : “Satellite”

Tracklist :

  1. Satellite
  2. Greed  ★オススメ
  3. Spiral
  4. Blackened Tree
  5. Simulacra
  6. Prometheus
  7. Horizontal
  8. Vertical
  9. Last Word

ポーランドのオルタナティブ/プログレッシブメタルバンド、Votumの4thアルバム。

私にとっては2ndアルバム『Metafiction』以来の視聴となったのですが、良い意味で変わっていなくて安心しました。彼ら最大の美点である哀愁のメロディーはそのままに、ギターフレーズを中心にサウンドに厚みを持たせ、継ぎ接ぎ感を一切感じさせない流れるようなソングライティングの妙まで会得したようです。サウンドプロダクションに関してもミキシングをDavid Castillo、マスタリングをTony Lindgrenに任せただけあって、一線級のバンド達と比べても全く遜色無いクオリティーで、全体的にぐっと垢抜けた印象を与えてくれます。素晴らしいソングライティングとエンジニア技術が融合すれば、良作以上の作品が生まれるのは当然ですよね。

少なくとも2ndアルバムの時点で、彼らのメロディーメーカーとしてのセンスは他のバンドとは一線を画すものを持っていました。RiversideやAnathema、Katatonia、Sylvan等が得意とする鬱屈さと美しさを兼ね備えたメロディーラインは、彼らも極めて高いレベルで表現していました。本作ではクリーントーンのギターフレーズやアコースティックギター、シンセサウンドを更にヘヴィになったアンサンブルの中で効果的にカットインする事で、美メロがくっきりと映えるようになっています。ヴォーカルの表現力向上も顕著で、深く囁くウィスパーボイスから力強い咆哮まで可動域は自由自在。Pain Of SalvationのDaniel Gildenlöwを思わせる器用なパフォーマンスを披露しています。特に#1や#2、#6、#9は彼らの進化が如実に感じられるハイライトナンバーです。

上に述べたバンド達がお好きであれば、是非堪能して欲しいアルバムです。東欧産バンドの魅力を凝縮したような悲哀のメロディーラインが、リスナーを至福の音楽体験へと導いてくれます。

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