A Year With No Summer / Obsidian Kingdom

a1500372018_10

Release : 2016/3/11

Genre : Experimental / Progressive Metal

Samples : bandcamp

Tracklist :

  1. A Year With No Summer
  2. 10th April
  3. Darkness
  4. The Kandinsky Group
  5. The Polyarnik
  6. Black Swan
  7. Away / Absent  ★オススメ

スペインの前衛音楽集団、Obsidian Kingdomの最新作。デビュー作のリミックス盤『Torn & Burnt』から約3年振りのリリース。

Obsidian Kingdomは現在Season of Mistに所属する5人組で、ポストメタル、プログレッシブロック、ジャズ、エレクトロニカ、ノイズ、アンビエントに至るまで多彩な音楽的要素を組み合わせた、複合的且つ実験的な音楽性を生業とする集団です。12年のデビュー作『Mantiis』はロックのキャッチーなアンサンブルで極めてアーティスティックなサウンドを披露し、その後の『Torn & Burnt』では、電子音楽をベースにしてデビュー作を全く異色なエクスペリメンタル・ミュージックに料理してしまうなど、その知性と技術力が高く評価されてきました。そして待望のリリースとなった本作は、過去二作の特性を兼ね備えた異形のロックミュージックへと変貌を遂げています。表面的にはプログレッシブロック/メタルとシューゲイザーの中間地点のような音像ですが、彼らの内包する莫大な音楽的要素がそこかしこにちりばめられていて、一筋縄ではいかない複雑なアンサンブルが特徴的です。またデビュー作で披露されたグロウルは抑えられ、ヴォーカルはほぼ全てがクリーントーン。輪郭を暈したサウンドスケープと相まって、よりアトモスフェリックな美しさが際立ちます。

その幻想的な音像に目を奪われがちですが、かき鳴らされるメロディーはかなり混沌としています。容赦の無い”退廃”をそのまま具現化したような、破滅的で中毒性の高いアート作品。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*