Silent Earthling / Three Trapped Tigers

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Release : 2016/4/1

Genre : Progressive / Math / Experimental Rock

Samples : “Silent Earthling”

Tracklist :

  1. Silent Earthling
  2. Strebek
  3. Kraken  ★オススメ
  4. Blimp
  5. Engrams
  6. Tekkers
  7. Hemisphere
  8. Rainbow Road
  9. Elsewhere

UK出身のマス/エクスペリメンタル・ロックバンド、Three Trapped Tigersの2ndフルアルバム。

2007年にロンドンで結成された彼らは、08年にリリースされた1st EPから話題を呼び、そのレベルの高さから英NME誌では”Next Battles”と称されるなど最大限の注目・賛辞と共にデビューを飾りました。本作は2011年にリリースされた『Route One or Die』以来、EP集を挟んでオリジナルフルレンスとしては5年振りとなる2作目。インストのみで構成された3ピース体制を採る彼らですが、彼らの作る楽曲はマスロックを基調にエレクトロニカやテクノ、ドラムンベース、トランスといったエレクトロニック・ミュージックを継ぎ目なく融合させた独自のロックサウンドであり、極めて密度の濃いもの。そこにはヴォーカルレスである事を全く意識させないほど、広大でカラフルなサウンドスケープが広がっています。本作では特に空間を意識したアンサンブルとレトロフューチャー感のあるシンセ、エレクトロニクスによるSFチックなメロディーラインが特徴的です。個人的にマスロックと言われるとBattlesやAdebisi Shank、Mutiny on the Bountyくらいしか思い浮かべる事の出来ない私ですが、上述した多種多様なエレクトロミュージックをはじめ、ジャズやノイズロック、プログレッシブロックまで広く内包したThree Trapped Tigersの音楽性は彼らに負けず劣らず多彩であり、且つ複雑さを感じさせない程のポップセンスに溢れています。それは本作において、特に#3、#4、#5、#8等を聴けば強く印象付けられるのではないかと思います。

マスロックのファンからプログレッシブロック、果てはエレクトロポップがお好きな方まで広くオススメ出来る、稀有なソングライティングセンスが輝く一枚。1stアルバムからあらゆる点で大きくレベルアップしており、今後の活躍を一層楽しみにさせてくれる傑作です。