Everything and Nothing / Hammock

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Release : 2016/4/1

Genre : Ambient / Post Rock

Samples : bandcamp

Tracklist :

  1. Turn Away and Return
  2. Clarity
  3. Glassy Blue
  4. Dissonance
  5. Marathon Boy
  6. We Could Have Been Beautiful Again
  7. Everything and Nothing  ★オススメ
  8. She Was in the Field Counting Stars
  9. Burning Down the Fascination
  10. Wasted We Stared at the Ceiling
  11. Reverence
  12. I Will Become the Ground You Walk On
  13. We Were So Young
  14. You Walk Around… Shining Like the Sun
  15. Unspoken
  16. Before You Float Away into Nothing

米ナッシュビル出身のアンビエント・ロックユニット、Hammockの7thアルバム。幻想的な光の風景が印象的なアートワークは、ロンドン在住の日本人フォトグラファー菅武志さんの手によるもの。

米国を代表するアンビエント/ポストロック/シューゲイザー・アクトとして君臨する彼らのサウンドは、美しい残響を生み出すギターワークと淡く幻想的なシンセサウンドを中心に、ストリングスのメランコリックな旋律や多幸感に満ちたコーラスワークが溶け合い、極めて耽美でノスタルジックな情景を映し出します。キャリア最高傑作とも評された前々作『Departure Songs』では、ドリーミーでシネマティックなアンビエント/ポスト・ロックサウンドで大きな脚光を浴び、続く『Oblivion Hymns』ではロックのアンサンブルは控えめに、ストリングスを大々的にフィーチャーしたポストクラシカル路線を披露、メロディーの美しさはそのままに異なる切り口から新たな表現の可能性を開拓しました。そして『Oblivion Hymns』から3年振りとなる本作は、持ち味の幽玄でいて煌くような華やかさを兼ね備えたギターサウンドの復活や、前作で活用の幅を広げたシルクのようにきめ細やかなストリングス、そして多彩なコーラスワークを初めとするヴォーカルの積極的な登用によって、過去作よりも軸と輪郭のはっきりした力強い作風となっています。アンビエント寄りの映像的な楽曲からポストロックのダイナミズムを最大限活かした楽曲まで、彼らのこれまで生み出してきた作品達を昇華したかのように複合的でバラエティーに富んだラインナップは、最初から最後まで聴き手を飽きさせる事は無いでしょう。

アンビエントやポストロック、ポストクラシカルがお好きなら迷わずオススメしたい、名作『Departure Songs』や『Oblivion Hymns』を上回る素晴らしい完成度を誇る傑作です。