Niechęć / Niechęć

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Release : 2016/4/1

Genre : Jazz / Progressive Rock / Avant-Garde Rock

Samples : bandcamp

Tracklist :

  1. Koniec
  2. Rajza
  3. Echotony
  4. Metanol
  5. Krew
  6. Widzenie  ★オススメ
  7. Atak
  8. Trzeba to zrobić

ポーランドのエクスペリメンタル・ジャズ/プログレッシブ・ロック集団、Niechęćの2ndフルアルバム。

ギタリスト、ベーシスト、ドラマー、ピアニスト、サックス奏者の5名からなるインストバンドで、2010年に1st EPをリリース後、12年に1stフル『Śmierć w miękkim futerku』をリリース。本作はそれから4年振りとなる2枚目のフルアルバム。彼らの作品を聴くのは本作が初めてで(前作と一緒に購入しました)、彼らに関する情報を調べようとしてもその殆どが馴染みの無いポーランド語によるものなのでバンドに関する詳細について語ることは出来ないのですが、音楽性の方はジャズを筆頭にプログレッシブロックやチェンバーロック等を境目なく融合させた、極めて知的且つアバンギャルドなエクスペリメンタル・ロック。Soft MachineやMahavishnu Orchestraといった面々を想起させる先鋭的でスリリングなインプロビゼーション要素を基調に、洗練された哀愁深いジャズピアノの旋律や、ポストロックにも通ずる浮遊感を持たせた麗しいギターフレーズをも織り交ぜた、フリーキーでありつつもモダンな情景を映し出すスタイリッシュなアンサンブルが印象的。基本的な作風は前作と同じですが、室内楽的な要素が強かった前作に比べ、本作の方がジャズ以外の要素が目立ちある種の妖艶さも感じさせる開放的な作風に仕上がっています。

日本では未だ殆ど知名度が無いようですが、そんな事が信じられないほどレベルの高い傑作です。ひょんな事から知ることになったものの、ポーランドにこんな素晴らしい若手バンドが存在していたとは驚き。個人的にもRiversideを筆頭に好きなバンドが数多くいる国の一つですが、かの国の有望さを改めて実感させてくれた逸品でした。