Dot / Karmakanic

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Release : 2016/7/22

Genre : Progressive Rock

Samples : “God the universe and everything else no one really cares about, Pt. I”

Tracklist :

  1. Dot
  2. God (The Universe And Everything Else No One Really Cares About), Part I
  3. Higher Ground  ★オススメ
  4. Steer By The Stars
  5. Traveling Minds
  6. God (The Universe And Everything Else No One Really Cares About), Part II

The Flower KingsのベーシストJonas Reingoldを中心に結成されたスウェーデン産プログレッシブ・ロックバンド、Karmakanicの5thアルバム。

アメリカの著名な天文学者でありSF作家でもあるCarl Edward Saganの遺した言葉にインスパイアされた作品で、アルバムタイトルのDot(=点)は宇宙と比較した時の人類や地球のちっぽけさを指しているそうな。安定感のあるアンサンブルで壮大なサウンドスケープが描かれる本作は、前作の煌びやかさと比べれば一見地味に映るかもしれませんが、作品としての全体的な纏まりや完成度は大きく上回っています。先に述べたアルバムテーマを文字通り受け取れば不穏さや非人間的なイメージが先立つかもしれませんが、悲哀や哀愁を滲ませつつも前向きで力強いメロディーが大勢を占めるあたり、むしろとても人間的で生々しい作品と言うべきかもしれません。前作から4年が経っただけあって演奏面含めた成熟具合が凄まじく、美しく澄んだ歌声のヴォーカル、天上へと駆け上るような高揚感をもたらすギター、上品で幻想的な彩りを披露するシンセを含め、全てが前作よりも高いレベルで纏まっています。アコースティックギターやハモンドオルガン、フルートといった搦め手も非常に効果的に用いられており、ただでさえドラマティックな楽曲を更に彩り華やかにしています。

ノイズとSEによる不穏なイントロ#1. Dotを抜けた23分を超える劇場的な大曲#2. God (The Universe And Everything Else No One Really Cares About), Part Iと、AOR風のメロウなファンクネスが胸に染みる#3. Higher Groundが個人的なハイライト。曲調の明暗に関わらずどの曲も澄み切った透明感や爽やかさに満ちていて、これが北欧の感性か…と改めて思い知らされた(感激した)逸品でした。

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