Noi al dir di Noi / Promenade

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Release : 2016/9/23

Genre : Avant-garde / Progressive Rock

Samples : bandcamp

Tracklist :

  1. Athletics
  2. Il Secondo Passo
  3. L’Albero Magico
  4. Roccocò  ★オススメ
  5. Kernel
  6. Pantera
  7. Crisantemo

イタリア・ジェノバ出身のアヴァンギャルド/プログレッシブ・ロックバンド、Promenadeのファーストアルバム。Yugen等が所属するAltrOck Productions傘下のレーベル、Fading Recordsからのリリース。

ジャズやフュージョン、ラテン音楽、クラシックその他諸々のエッセンスを採り入れたゴージャスなアンサンブルで、Frank Zappaや同郷のレジェンドP.F.M.を彷彿させる情熱的リリシズムに満ちたプログレッシブ・ロックを展開するバンドです。ネット上に情報が少なく、彼らの事を知るのに苦労しましたが…。どうやら4人編成のバンドで、ベーシストがサックス奏者も兼ねているようです。

銀盤とサックスの艶やかな音色を纏いながら、大道芸の如くコミカルでダイナミックな演奏を披露する大曲#1. Athleticsから凄まじい熱量でリスナーを圧倒します。どことなくPain of Salvationの「Be」の一幕を思わせるような、物語的でノスタルジックなメロディーが映える#2. Il Secondo Passo、流麗に言葉を紡ぎ上げるヴォーカルと透明感溢れるギタープレイが美しく絡み合う#3. L’Albero Magicoは、どちらも神秘的な美しさが印象的なバラードナンバー。ちなみにL’Albero Magicoとは”魔法の木”(直訳)という意味だそうですよ。チェンバロによる気高く凛としたイントロに始まり、マットなギターフレーズやフルート、ストリングスの素朴で暖かい音色によって徐々にノスタルジックな音景へと塗り替えられていく過程が美しい#4. Roccocòは中盤のハイライトに相応しい力作。煌びやかなキーボードの音色が地中海に光る陽光のように瞬く美しいミドルナンバー#5. Kernelを挟み、ほんのり哀愁を帯びた歌声が、儚げなコーラスとギターフレーズに包まれて浮遊する#6. Panteraこちらはアトモスフェリックな曲調の中で、ベースとドラミングのテクニカルな演奏がとても目立つ一曲です。クライマックスはピアノとストリングスの旋律を背に、優雅に歌い上げるヴォーカルの美しさが極まる#7. Crisantemoで締めます。一曲目のアグレッシブな曲調につい意識が向きがちですが、作品全体を見るとミドル~スロウナンバーが中心。1曲目で卓越したテクニックを堪能した後は、じっくりと美しいメロディーに浸れる構成になっています。

スリリングな演奏とポップで美しいメロディーが素晴らしい相乗効果を生み出した一枚です。プログレッシブ・ロックがお好きな方には勿論オススメできますが、ジャンルに囚われない普遍的なクオリティーを兼ね備えているので、そういったジャンルに疎い方にも是非手に取って欲しい逸品。特に中世ヨーロッパの時代観がお好きな方はツボにはまるかもしれません。

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