Nubiyan Twist “Jungle Run”


Country : UK

Release : 2019/2/15

Label : Strut Records

Genre : Jazz / Soul / Funk / Afro-beat

Sample : bandcamp

Tracklist : 

  1. Tell It to Me Slowly feat. Nick Richards
  2. Jungle Run feat. Nubiya Brandon
  3. Basa Basa feat. K.O.G.
  4. Brother feat. Nubiya Brandon
  5. Addis to London feat. Mulatu Astatke
  6. Borders feat. Pilo Adami
  7. Permission feat. Nubiya Brandon
  8. Ghosts feat. Nick Richards
  9. They Talk feat. K.O.G.  ★オススメ
  10. Sugar Cane feat. Nubiya Brandon

UKはリーズで生まれ、今はロンドンを拠点に活動するNubiyan Twist。ギタリスト兼プロデューサーのTom Excellを中心に4ピースのホーンセクション、5ピースのリズムセクション、4パートのヴォーカルハーモニーから成るこの集団は、90年代に隆盛を誇ったアシッド・ジャズをベースに、アフロビートやダブ、ヒップホップの要素も併せ持つ、大所帯ゆえのワガママさが魅力的。2015年のセルフタイトル・アルバムから、翌年の傑作EP『Siren Song』、その他シングルやリミックス盤を含め精力的に作品をリリースしています。ライブではDe La Soul、Hot 8 Brass Band、Quantic、Robert Glasperらとステージを共有するほどで、彼らの知名度は既にUKのみに留まらず、世界的な広がりを見せつつあります。現にジャズに疎い私の耳にもこうして届いているわけですから。

待望の2ndフルアルバムである本作は、アフロビートの創始者Fela Kutiの右腕Tony Allen、「エチオ・ジャズ」の生みの親として知られるMulatu Astatkeという二人のレジェンド、更にガーナの人気シンガーK.O.G. (Kweku Of Ghana)をゲストに加えた、盤石の布陣で製作されています。良質なソングライティングに関しては言わずもがな。引き締まったサウンドメイキングによって大所帯の割に聴き疲れを感じる事が無いのも良い。アンサンブルの中では跳ね回る様な軽快なビートを聴かせてくれるドラムやラテンパーカッション、そして楽曲によって多彩にペイントするキーボードの音色が際立って面白かった。

レイヴチューン並みにハイテンションなアフロビート、甘口のサンバボサノバ、ディープハウスのエッセンスを感じる緩やかなダンスチューン、鋭いヒップホップナンバーから官能的なストリートアンセムまで、次々とジャンルを跳躍する様はまるで曲芸師のよう。アフロビートやエチオジャズを現代の文脈からアクセスし、間口を広げたダンスミュージックに再構築する彼らの超絶技巧にひしひしと凄みを感じました。現代ジャズ・シーンの面白さを伝える快作のひとつと言って良いのではないでしょうか。